本と断捨離
最近、本を読まないと眠れないので、ベッドの中で読書をしています。
小説やエッセイなどが多いのですが、今は大学生時代に教科書として購入した本を読み直しています。
『驚くこころ (ちくま哲学の森)』という本です。
(↑のAmazonで取り扱っている本は文庫版ですが、自分が持っているのは単行本です。)
この「ちくま哲学の森」シリーズは、哲学者に限らず、さまざまな人の文章をいいとこどりで収録している、読みやすい哲学の本です。
鶴見俊輔、安野光雅、森毅、井上ひさし、池内紀編集。
正直言うと、購入した1回生の時には面白さがわからなかったんですが、今読むと面白いことが結構書いてあることを発見しました。
中谷宇吉郎の「立春の卵」や、福沢諭吉の「改暦弁」は読んでる最中のニヤニヤが止まりません。
ファーブルの「科学的な暗殺者」は、子どもたちに教えると、興味を示していました。
なんで学生時代はなんとも思わなかったんだろうなぁ…。不思議。
そして、ブックデザインはもちろん、編集の一人である安野光雅さんの手によるもの。
表紙も挿絵も、さすがの味わいです。
・・・話は変わりますが、我が家はせまいのに物が多いです。
それで、夫婦で断捨離の相談をボチボチしていました。
なのに、20年近く前に購入した本が「今読んだら、おもしろい」。
じゃあ、以前は心が動かなかった本も積読本も「今後読んだら、おもしろい」んじゃないかと思えてきて、本の断捨離が出来ない気持ちになってしまいました。。。
悩ましいなぁ、と思っていたところで、こんなコラムを見つけました。
本の「断捨離」をする人が知らず知らずのうちに失っている3つのこと。 | StudyHacker
このコラムの中で紹介されている、池上彰さんの言葉で、やっぱり「本の断捨離はやめとこう」と決心させられました。
洋服は捨てられるけど、本は手放せない!
手持ちの本のリストを作って、うまく整理したら何とかなるかなぁ…。
最近は子供たちの本も増えに増えまくっていて、大変です。
ちなみに、場所を取らないのが利点の電子ブックはちょっと味気ないので苦手です。
あしあと店主は、小説は電子ブックでも大丈夫派なようです。
デザイン関連の本(デカい!厚い!)は本棚どころか床置きになってることもありますけど…(苦笑)
そんなわけで、デカいデザインの本は、あしあと印刷(Log design事務所)に全部持って行ってもらうことにして、私もしばらくは新しい本を買い足さず、手持ちの本を整理しつつ楽しむことになりそうです。
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